みなさんおはようございます。 今日は、ユンファさんのコンサート、本当に素晴らしい一時を感謝します。 私は、賛美をしながら、天国というのは、このようなところだと思うほど、大きな恵みをいただきました。 拍手をもって感謝しましょう。
最後に、一カ所だけ、みなさんに、聖書の御言葉をお贈りしたいと思います。 それは、14節の御言葉です。
「 しかし、イエスは言われた。「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」
ある日のことです。イエス様のところに、子どもを連れた人たちが、大勢集まって来ました。その子の両親は、イエス様に手を置いて、祈って欲しいと思って連れてきたのです。「手を置く」というのは、神様の祝福のしるしでした。 ところが、弟子たちは、子どもたちを連れてきた人たちを叱って、子どもたちを追い返そうとしたのです。ところが、イエス様はこうおっしゃいました。14節
「 しかし、イエスは言われた。「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」
イエス様は、子どもたちをお招きになって、「天の国はこのような者たちのものである。」 とおっしゃいました。
ここで、みなさんに知っていただきたいのは、神様は、ここにおられるすべての人を愛しておられるということです。ただ、子どものような心で、それを受け取りさえすれば、その祝福はあなたのものになるのです。 それでは、子どものような心とは、どのような心でしょうか。
(1)素直に聞き従う心
子どもは、自分の弱さを知っています。だから、自己主張をしないで、大人の言うことを素直に聞き、従います。そのように、イエス様の御声に聞き従うなら、神様は、天の国の祝福を惜しまずに与えてくださるのです。 4月の終わりに、気仙沼で小学校四年の女の子から、大震災のお話しを聞きました。あの日、地震が起きた時、先生が、運動場に並びなさいと言うので、みんな並んで点呼をしたそうです。ところが、すぐに、津波警報が出たので、すぐに校舎の二階に上がりました。それでも、危ないというので三階に上り、外を見ると、港の方は、タンカーの重油が燃え上がっていました。 ちょうど、学校の横が、川だったため、火事から守られたのですが、2日間陸の孤島で、水も食べ物もありませんでした。でも、「大丈夫、必ず誰かが助けに来てくれるから」という先生の言葉に励まされて、みんなで頑張りました。やがて、自衛隊の人が来て、お菓子やパンを運んでくれました。そのパンの袋は、泥だらけでしたが、あのお菓子とパンはおいしかったよ。と話してくれました。 この小学四年生の女の子は、先生のいう言葉を素直に聞き従って、命が守られたのです。 被災者の方の内、あの津波警報が出た時、まっすぐに逃げた人の多くは助かりました。ところが、途中まで逃げても、残してきた物を、取りに帰った人たちは、命を失ってしまったと聞きました。
あの、ロトの妻もそうでした。神様が、後ろを振り返ってはならないと命じられましたが、ロトの妻は、残してきた物や、過去の生活が気になったのでしょう。後ろを振り返って塩の柱になってしまいました。今でも、死海には、「ロトの塩の柱」が観光名所として観ることができます。 大切なのは、子どものように、イエス様の御言葉に素直に聞き従うことです。そうするなら、神様は必ず、天の国の祝福を与えてくださいます。
(2)素直に受け取ること
大人は、何かプレゼントをもらう時に、遠慮をしたり、計算をしたりしてしまいます。 先日、EM散布のボランティアに行ってきました。最初は不安なことばかりでしたが、みなさんの祈りのお陰で、たくさんのリクエストがあり、3日間で100件以上の散布をすることが出来ました。また、その働きは次々に広がり、7月18日には、「ピアノの夕べ」の予定されています。感謝します。 ボランティアをすると、何も期待していないのですが、みなさんが、お茶やお菓子をもってきてくださいます。一日目の反省会の時に、私たちはボランティアとして来ているのだから、そのような差し入れは一切いただかないようにしようと話し合いました。 ところが、次の日、またお茶の差し入れがありました。「ボランティアですから、いただくことは出来ません」と断ったのですが、「そう言わないでください。私たちの気持ちです。」と言われると断り切れずに、結局いただいて、今ボランティアセンターには、ペットボトルが、二箱山のようになってしまいました。 そのように、大人は、何かプレゼントをもらう時に、遠慮をしたり、計算をしたりしてしまいます。 ところが、子どもは単純です。嫌いな物は、「いらない」と言いますし、好きな物は「いる」と言って遠慮なく受け取ります。 その、遠慮なく受け取ることが、信仰の世界では大切なのです。
今日、ユン・ファさんが、賛美やお話しを通して、神様が、どんなに私たちを愛してくださっているのかを伝えてくださいました。 今日も「あなたはあいされるため生まれた人」を歌うと何度歌っても、涙が出るほど感動しました。 神様は、あなたのことを愛しておられます。それも、イエス様は、私たちの救いのために十字架で命を捨ててくださる程に愛しておられるのです。 その愛を「ありがとうございます。」と言って子どものように素直に受け取りさえすれば良いのです。そうするなら、その祝福は今日からあなたのものです。
14~15節
「しかし、イエスは言われた。「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」そして、子供たちに手を置いてから、そこを立ち去られた。」
このイエス様のところに来た子どもたちは、イエス様から手を置いて祈っていただき、祝福をいただきました。 今日、素直にイエス様の言葉に聞き従い、イエス様が差し出してくださっている愛を受け取ってください。そして、ここにおられる方々が1人残らず、神様の祝福にあずかるように心からお祈りをします。